• 2014.6.21
  • コメントは受け付けていません。

左官屋大吉の住所と電話番号

商工会

左官屋大吉
代表:舟山大佑(フナヤマダイスケ)
地元千葉県白井市の商工会青年部所属

住所:千葉県白井市復245
TEL・FAX:047-491-5863
e-mail:info@sikkui.com
(営業・セールスのお電話・メールはお受けしておりません。ご了承ください。)

商工会

商工会2
商工会での演説の一幕です。

 

ごあいさつ

皆さん、こんにちは。
私は左官大吉代表の舟山大佑(フナヤマダイスケ)と申します。
年齢は33才で、現在は千葉県白井市の商工会青年部に所属しています。

私は、二十歳で左官の親方に弟子入りしました。親方のもと十年修行して三年前に独立し
それと同時に商工会に入り、青年部にも入部しました。

青年部では、地元の多くの先輩方と知り合うことができ、
仕事の幅が広がり、三年経った今では毎日忙しくさせて頂いてます。

私が弟子入りした会社は愛知県にあります。
事務所がある長屋に寝泊まりさせてもらい、
朝早くから夜遅くまで左官の修業をさせて頂きました。

親方の会社は名古屋のお寺の茶室の壁や外壁の漆喰などの在来工法の左官から、
今では出来る職人が少なくなったと言われている
玉砂利の洗い出しやモルタルの掻き落としなどを専門で請け負っておられました。

使用する材料は、漆喰、土、色モルタルだったので、
入社したばかりの私には材料運びしかやらせてもらえず、
材料にさわれるのは仕事が休みの日曜日だけ・・・

二年間欠かさず日曜日に会社の倉庫で壁塗りの練習をして、
現場では社員全員が使う材料を一人でまわせるようになり、
三年目からようやく現場でコテを持たせてもらえるようになったんです。

それからさらに四年間みっちり修行をしました。
そしてとうとう、一人で一から十まで出来るようになり、
私は地元の関東で独立したいと親方に申し出ました。

最初は反対されましたが、私の熱意を感じ取って下さり、
その後は何も言わずに送り出して下さいました。
この件に関しては、親方に本当に感謝しております。
親方の
『これからの時代の職人は、何でもできるようにならなくてはいけない』
という言葉が特に心に残っています。

千葉に帰ってきて、左官屋のあてが全くなかったので
一年間ハウスメーカーが建てる新築の傷直しのアルバイトすることに。

本当にやりたい仕事ではありませんでしたが、
そこで知り合った工務店の社長から
大工さんや塗装屋さんの手伝いを紹介してもらいました。
さらにそのつながりで左官の仕事を頂くようになり、徐々に仕事が増えだしたのです。

そんな中、愛知で一緒に働いていた兄弟子に商工会を勧められ、
地元白井市の商工会青年部に入りました。

青年部に入った当初は、仕事がほとんどない状態が続いており、
青年部の先輩のツテで仕事をいただいたり、
先輩から直接私に左官の仕事を頼んでいただきました。
今でも青年部の先輩方には大変お世話になっております。

青年部では祭りの準備や片付けの仕事というのもあります。
これが結構大変なのですが、同時に楽しさを覚えるようになりました。

祭りの準備に参加することで徐々に私の顔が広まったといういい出来事もありました。
そのつながりで、仕事までもらえるようになったんです。

これからも地域の行事に参加しながら、
ここ千葉県の白井市から左官を盛り上げていきたいと思っています。
私の住む白井市は、昔から農業をやられている方の家など、
房総特有の古民家が数多く残っています。
私も梨屋さんに築六十五年の房総特有の古民家を貸して頂き、そこに住んでいます。

私が左官を始めた理由は
『自然の木や石を現代の建築と自由に融合できる職業である』
と思ったからです。

実際木組みされた柱に竹で網目状に下地を作り、泥を塗り、
仕上げに漆喰が塗られているような家に住むということは、
私にとって重要なことでした。

木と土に囲まれて生活をする事は、六十年前の日本では当たり前でした。
日本の歴史が始まって以来、日本人は木と土に囲まれて生活してきています。

ですが、ここ数十年で大きく変わってしまい、
竹を組んで泥を塗るという在来工法から
断熱材を敷き詰め、ボードで塞ぎ、クロスを貼る
という工法になりました。

現代のクロスで仕上げる家と、在来工法の家と住み比べる事で初めて
在来工法の良さと現代建築との違いを知ることができたのです。

古民家は軒が深く、縁側があります。
縁側には一日中光が差し込みますが、
それより奥の部屋には軒が深いため、光が差し込みません。

この為、夏は現代の住宅より涼しく暮らす事ができます。
しかも、単純に日影が多いからというわけではなく、
竹と木と土だけで壁を作っていますので、必ず隙間ができます。

木や土や漆喰は、湿気を吸うという性質があるため、
一日中日光の当たらない部屋で外壁に接している部屋でも、
カビが生える事はありません。

土や漆喰は湿度が高ければ湿気を吸い、
外気より内気の湿度が高ければ湿気を吐き出すという性質があります。

しかも、冷蔵庫やトイレのにおい取りに使う木炭と同じように
消臭の性質も持っています。
土壁は呼吸すると言われているのは、このような性質があるためです。

一方、冬の古民家ですが、
木組みされた柱と梁に竹と泥と漆喰で塞いだ壁は隙間ができ、
そこから冷気を通すため、北側の日の当たらない部屋はかなり冷え込みます。

暖房で部屋を暖めても、消したらすぐに元の室温に戻ってしまいます。
しかし、結露はありません。

現代の住宅は、構造上隙間ができにくいのと、
クロスで内壁を覆っているため隙間がありません。

そのため、冬は結露し、その周りにはカビが生えます。
カビは健康を阻害する事がある為、換気やカビ取りが必要になります。
冬は寒さ対策が必要になりますが、
外気に近い新鮮な空気の中で暮らす事が出来ます。

このように夏は暑さが厳しく、冬は寒さが厳しい日本の気候において、
木と土の家は日本人が健康で快適に暮らせる家なのでしょう。
私の兄弟子が三重県の伊賀で左官屋を営んでおります。
伊賀では、竹で組まれた下地に泥を塗り重ねる家が
今でも、毎年たくさん建てられています。

土蔵も多く残されていて、書物や野菜などを保管して、
昔と変わらない生活を送っている人が大勢います。

地域の人が
昔の建物が日本の気候に合っているという事を本当に理解していて、
そこに豊かな暮らしがあると知っていたからだと私は思います。

竹や泥の問屋の減少や竹を編んで泥を塗る職人の減少などで
関東で在来工法の家を建てるのは厳しくなってしまいました。

しかし、私は諦めません。

青年部活動を通じて
多くの人に在来工法の素晴らしさを伝え、
また自分自身も研究し、
技術を磨きながら一左官屋として続けていきたいと思います。

左官屋大吉舟山

塗り壁左官大吉
↑一緒に仕事をしている弟の健一です。

 
施工エリア一覧
千葉県
千葉市(ちばし)・中央区(ちゅうおうく)・花見川区(はなみがわく)・稲毛区(いなげく)
・若葉区(わかばく) ・緑区(みどりく) ・美浜区(みはまく)
・市川市(いちかわし)・船橋市(ふなばしし)・習志野市(ならしのし)・柏市(かしわし)
・松戸市(まつどし)・成田市(なりたし)・佐倉市(さくらし)・市原市(いちはらし)
・流山市(ながれやまし)・八千代市(やちよし)・我孫子市(あびこし)
・鎌ケ谷市(かまがやし)・四街道市(よつかいどうし)・印西市(いんざいし)
・白井市(しろいし)・富里市(とみさとし)・酒々井町(しすいまち)

東京23区
・目黒区(めぐろく)・港区(みなとく)・文京区(ぶんきょうく)・練馬区(ねりまく)
・中野区(なかのく)・豊島区(としまく)・千代田区(ちよだく)・中央区(ちゅうおうく)
・台東区(たいとうく)・世田谷区(せたがやく)・墨田区(すみだく)・杉並区(すぎなみく)
・新宿区(しんじゅくく)・渋谷区(しぶやく)・品川区(しながわく)・江東区(こうとうく)
・北区(きたく)・葛飾区(かつしかく)・大田区(おおたく)・江戸川区(えどがわく)
・板橋区(いたばしく)・荒川区(あらかわく)・足立区(あだちく)

※こちら以外の地域でも施工可能な場合がありますので、お気軽にご相談ください。
 

関連記事

コメントは利用できません。

おすすめ記事

ページ上部へ戻る